将棋入門のメイン項目「駒の動かし方」。
「駒の動かし方は掛け算九九みたいなもので、これを覚えないことには次には進めない…」
と考えることもできそうだが…
ルールなんて自然に覚えるもの
例えば、野球にしろサッカーにしろ、ルールを完璧に覚えてから始める人はあまりいないはず。
自分でプレーしないで観戦を趣味にしている人であればなおさらのこと。
1試合1試合のドラマを楽しみながら接しているうちに、気が付けばルールやセオリーを一通りマスターしていた…そんな人が大勢を占めるのではないだろうか。
駒の動かし方は英単語と同じ
将棋における駒の動かし方も、とりあえず一度は立ち止まって認識する必要はあっても、それを覚えるためにエネルギーを使うべきものではないし、完璧に覚えなければ次に進んではいけないというものでもない(8種類しかないので、覚えるのにそれほど苦労はしないかもしれないが)。
いわば、英単語みたいなもので、一度意味をなぞったら、全体の文脈の中で確認する…これを繰り返し、「気が付いたら間違えようがないほどに完璧に覚えていた」状態になっているのが理想だし、それが普通だろう。